噛むって大切!
食べ物をよく噛み、味わい、口からとりこむことは豊かな食生活の基本です。歯と口が健康であってこそ、食生活を楽しむことができるのです。
よく噛む、味わう、飲み込むなど、口の働きの発達を促し、ずっと歯と口の健康を維持することは、食育の推進につながります。
すこやかな成長のために(お口の健康と子どもの食育)
子どものすこやかな成長のためには、年齢・発達に応じて食べる意欲を養い、「食べる機能・はたらき」の発達を促すことが必要です。市内の保健センターでは、離乳期の乳幼児を対象としたお口の発達支援事業など各種教室を開催しています。
乳歯から永久歯に生えかわる時期は、「食べる機能」が完成する大切な時期です。また、身体の成長とともに顎(あご)の成長も著しく、よく噛んで食べるための力をつける時期でもあります。
名古屋市では歯科医師会等と協力し、歯と口の健康週間などの機会をとらえ、お口の中の衛生に関する興味・関心を持つよう働きかけています。
いつまでも食を楽しむために(お口の健康と大人の食育)
名古屋市では、各年齢に応じて、歯の役割や全身の健康とのかかわり、「8020運動」(ハチマル・ニイマル運動)の意義などについて広くお知らせしています。
「8020運動」は、80歳で20歯以上、健康な自分の歯を保つことを目標としています。
歯の健康づくり得点は、アンケート等の調査票ではなく、自分で健康状態をチェックするための「セルフチェック票」です。「8020」を達成し、維持するためにも定期的にセルフチェック(自己評価)を行い、豊かな食生活のためにも、口と歯の健康を保ちましょう。