食品表示を見てみよう!
どうして食品の表示は必要なのでしょう?
食品は、その原材料が農場や牧場で生産されてから、工場などで製品になり、スーパーなどで消費者の手にわたるまでいろいろな道筋をたどります。消費者が食品を選ぶときや、商品による健康被害が起こった際にさかのぼって調査するときなど、食品表示はとても大切な情報源になります。
そこで食品には、さまざまな目的でいろいろな項目の表示をすることが義務づけられています。
どんなことが表示されているか、見てみましょう。(表示例)
- 名称
- 菓子
- 原材料名
- 小麦粉(国内製造)、砂糖、植物油脂、カカオマス、ココア、卵、脱脂練乳、食塩、デンプン/膨張剤、カラメル色素、香料、(一部に小麦・卵・乳成分・落花生・大豆を含む)
※「/(スラッシュ)」以降は添加物
※「(一部に○○を含む)」はアレルギー表示 - 内容量
- 50g
- 賞味期限
- ○年○月○日
- 保存方法
- 高温多湿及び直射日光を避けて保存してください。
- 製造者
- 株式会社 ○○○○ +AA(製造所固有記号)
名古屋市中区○○○○
お客様相談ダイヤル 0120-×××-×××
- 栄養成分表示(1個当たり)
- 熱量 ○kcal
- たんぱく質 ○g
- 脂質 ○g
- 炭水化物 ○g
- 食塩相当量 ○g
表示の見方の豆知識
原材料名
使用した原材料が重量割合の多い順に記載され、一番多いものには原料原産地が表示されます。添加物、アレルゲンを含む食品、遺伝子組換え食品についても表示されます。
期限表示
消費期限と賞味期限の2種類があります。
二つとも、未開封で、表示された保存方法を守った場合の期限です。
- 消費期限
- 期限を過ぎたら食べない方が良いです。弁当や惣菜など品質が急速に劣化する食品に記載されています。
- 賞味期限
- おいしく食べることができる期限です。缶詰やスナック菓子など品質の劣化が比較的緩やかな食品に記載されています。
栄養成分表示
一定の量や1食分、1包装等の1食品単位当たりの栄養成分を記載します。
エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量をこの順で表示するなどのルールがあります。