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学童・思春期の食事のポイント
この時期の食事は、体の成長や生涯にわたる食習慣に大きな影響があります。
間食の量や食べる時間などに気をつけ、栄養バランスのよい食事を適量とることが大切です。
また、1日3食きちんと食べるなど、望ましい食習慣は、この時期にしっかり身につけておきたいものです。
バランスのよい食事って?
ごはん、パン、めん類などは「主食」といって、炭水化物が多く、主にエネルギーのもとになります。
肉、魚、卵、大豆などを中心とした料理を「主菜」といって、たんぱく質が多く、主に体をつくるもとになります。
野菜を中心とした料理を「副菜」といって、主に体の調子を整えます。
主食、主菜、副菜などを組み合わせ、さらに牛乳・乳製品や果物も取り入れるとバランスのよい食事になります。
学校給食では、1日に必要な栄養素の約3分の1が摂取でき、家庭では不足しがちな無機質、ビタミン等は多めに設定した献立が考えられていますが、家庭では、菓子や肉類を多くとるなど食品の組み合わせにバランスを欠いてしまいがちですので、色々な食品を組み合わせてバランスよく食べましょう。
元気な1日は朝ごはんから!
朝ごはんを食べると…
- ○脳がよく働きます!
- 脳は体重のわずか2%の重さですが、体全体の約20%もエネルギーを使います。脳のエネルギー源はブドウ糖だけですので、夜に減ったブドウ糖を朝ごはんで補給しないと脳の活動が落ちてしまいます。
- ○体温が上がり、元気に動けます!
- 朝ごはんを食べると体温が上がります。体温が上がるとやる気が出て、集中力も上がります。
- ○排便など、生活リズムが整い、気持ちよく登校できます。
- 毎朝、決まった時間に朝ごはんを食べると、生活リズムが整います。大腸の動きが活発になり、便秘を防ぎます。
肥満と「やせ」
肥満の子どもは、その約70%が肥満の大人になると言われており、高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病が心配です。エネルギーのとり過ぎや運動不足が原因ですが、朝ごはんを食べないことも、1回の食事の量が増え、食べ過ぎることで肥満につながります。
逆に、若い女性を中心にやせすぎている人が増えてきています。無理なダイエットは生理不順や将来の骨粗しょう症など健康を損なう危険性があります。